陣馬山の餅つき山行
2013年 12月 22日
陣馬山の餅つき
陣馬山の稜線の針葉樹林帯を左手、右手に楢やコナラの広葉樹林帯を見る辺りに
来ると、一畳ほどの霜柱が数か所 夜空の天の川を思わせるきらめきを見せる。
空の高みは快晴の明るさを広げ、小春日和の のどかな山行を味わう。
857mの山頂が間近に思えた下りの北側の斜面に来ると、山道は枯葉を巻き込んだ
残雪の山道となる。表面は柔らかい感触であるが、その内部は凍土のごとく登山靴の
底部を滑らせる。小さい歩幅で慎重に歩むが靴底が滑り、時折体勢をくずしかける。
軽アイゼンを装備するか迷うが、全員慎重な歩みで乗り切ることに衆議一決隘路を
乗り切る。
山頂はパノラマの視界を我が物とし、純白の富士山が快く待ち受けてくれる。
一行は 六つ星山の会 視覚障害者と健常者38名の年忘れ&陣馬山頂の餅つき大会
のメンバーである。視覚障害者は前後のサポーターを励まし、励まされ登頂した。
富士見茶屋には、杵と臼とが鎮座し陽光を浴びている。五升程の一臼を搗き、お汁粉・
お雑煮・大根おろしの辛味餅にして頂く、二臼目は各自のお土産用に搗き、まんじゅう
二個ほどが分配された。視覚障害者の男女もそれぞれ杵を持ち搗き手を経験した。
帰りの陣馬山下のバス停付近で、冬至風呂用の柚子が一袋2百円で売られていた。
数名が購入したので今宵は柚子風呂を堪能されたと思われる。
帰宅して朝刊の俳句覧を見ると
柚子風呂に ひたす五体の 蝶番
の句が笑っていた。真似して一句
柚子風呂に 生命ひたして 清め酒 最後に名句で
足るを知る この幸せの 柚子湯かな
残念ながら俳句の作者名は記憶から遊離している。 柚子の内部に少し空洞が
でき始めているらしい。 了。
by kodaira220
| 2013-12-22 22:56
| 山